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Canon NEOREAL WONDER "Circle of Light"

WOWは、今年50周年を迎えたミラノサローネにて「NEOREAL WONDER -キャノンデジタルイメージングの世界」のデザイナーとして作品を展示しました。今回の作品は、トラフ建築設計事務所の作る
「Light loom(光の織機)」という無数の水糸を用いた立体スクリーンの空間に、WOWの作る光の循環をテーマにした映像「Circle of Light (光の循環)」を投影する、というコラボレーション作品。今までにないスケールと映像演出を試みました。

展示会場はサローネ期間中、最も活気あふれるトルトーナ地区にあるスーパースタジオ・ピュー。会場内は、幅3m奥行8mのエントランストンネル、入口と出口付近にある幅10m、高さ約4mの曲面スクリーン、"WONDER"の文字をかたどった6本の光束スクリーン、Canon製品とトラフの空気の器が展示された
ショールームという構成になっていて、映像の投影には24台のプロジェクターが使用されました。

「Circle of Light (光の循環)」では、通常は同時に見る事ができない光景(日の出と日没、風に舞う春の花びらと秋の落葉、など)を1つの空間で一望できる表現を試み、光束スクリーンを最大限に活かす映像表現を行いながら、全てのスクリーンが一つの空間として一体感を持つような演出を行いました。

今回新たに考案されたこの光束スクリーンは、眺める角度によって様々に表情を変化させます。横から眺めれば繊細な光のレイヤー感を楽しめ、スクリーンに入り込んで光源方向を眺めれば無数の色の光を浴びるような体験をすることもできます。これは単にスクリーンに映す映像では味わえない、未知の映像体験と言えるでしょう。

鑑賞の仕方も人それぞれ。星を眺めるように寝転んでみたり、糸を伝う映像に触れてみたり。自分好みの場所を見つけながら作品を楽しむ姿に、人と映像の新しい関わり方を見たような気がします。

期間中は約7万人という本当にたくさんの方々に来場いただきました。そして、この展示はELITA DESIGN AWARDS 2011グランプリを頂きました。会場に来てくださった皆様、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました。

撮影/大木大輔

会場の様子はムービーでもご覧頂けます。
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OFFICIAL WEB SITE : NEOREAL WONDER ~キヤノンデジタルイメージングの世界~

会期:2011年 4月12日(火)~17日(日)
会場:ミラノ・トルトーナ地区 スーパースタジオ・ピューアートポイント

主催:キヤノン株式会社
協力:キヤノンヨーロッパ、キヤノンイタリア

総合プロデューサー:桐山登士樹(TRUNK)
会場監修:森ひかる(ZITOMORI)
会場設計:トラフ建築設計事務所

アートワーク
空間デザイン:トラフ建築設計事務所 
ヴィジュアルデザイン:WOW
サウンドデザイン:畑中正人
イメージシステム:遠藤豊 / 筒井真人