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"Light of Birth" in MEDIA AMBITION TOKYO 2016
2016年2月26日(金)から3月21日(月・祝)まで開催される、MEDIA AMBITION TOKYO [MAT] 2016にて、WOWが参加。六本木ヒルズ・東京シティビューを会場にした、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」の一作品として、3Dホログラムで追求する映像実験「Light of Birth」を初公開します。
空間にきらめく光のオブジェが誕生する、レーザーと霧を使った幻想的なホログラム・アートです。複数の光源から放たれた光がプログラムにより交錯し、その光が結集するポイントがひときわ明るく見えるという仕組みにより構成されています。
仕組みはシンプルですが、そこには根源的なアイデアを内包しています。自然界では、目に見える全ての物質が360度全方向に光を拡散しており、このホログラムではそれに近い光の状態を再現しています。何もない空間に突如光のオブジェが現れる様子は、「物質」の誕生を想起させ幻想的です。
本作品は、コンピューター上の座標系と実空間の座標系をキャリブレーションしています。これは同じ原理によるフェイスマッピング ”OMOTE”を制作した時に着想を得ました。AR、VR、3Dプリンターという最先端テクノロジーもこの概念がベースになっており、興味深いのは、それらが共通してOpenCVのようなオープンソースコードを使っているという点です。
自然界のあり方を記述したコード = 法則が、現実の世界を「創造」していく。そこに「イデア」から「存在」が生まれるというプラトン的な在り方を見いだすこともできる。冒涜を恐れずにあえて言うならば、「はじめに言葉ありき」という聖書の言葉は「はじめにコードありき」と読み替えられるのかもしれません。
今年で4回目を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO [MAT] は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。2016年は開催エリアを拡大し、六本木を中心に、青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソンやトークショー等が集結します。国内外の様々な分野のイノベーターや企業、イベントが参画することで、多様なプログラムが都市のあちこちに有機的に増殖し、拡大し、つながり、MATはこれらを包括する活動体として成長を続けています。2020年、そしてその先の未来を見据えて移動や通信、情報を含んだ都市システムのありかたが大きく変化している今、都市の未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提示。ジャンルやカテゴリーの枠を超えたボーダーのない自由な実証実験により、未来を 変革するムーブメントを実体化するようなテクノロジーアートの祭典を目指します。
MEDIA AMBITION TOKYO 2016
会期:2016年2月26日(金)〜3月21日(月・祝)
時間:10:00〜22:00
会場:六本木ヒルズ 森タワー52階 東京シティビュー(MAT LAB)
入場料:当日1800円、前売り1500円(東京シティビュー入場料)
チケット販売:Peatix
▶MAT official website
WOW on media
Growing Reed
2016年2月28日(日)24:00〜25:00、J-WAVE「Growing Reed」に於保が出演。