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資生堂「LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」
10月23日から開催される資生堂「LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」にて、WOWは花椿ホールのエントランスに設置されるモニターに流れる映像作品を担当しました。来年で100周年を迎える資生堂のリサーチセンターが表現に挑戦していく第一弾として「さわる」「ふれる」をテーマに、様々な作品が展示されます。
WOWは、フォトグラファーMote Sinabel氏の「さわる」「ふれる」をテーマに撮影された写真を使用し、「視覚表現」における「触感」を実現させる為に、静止した写真からゆったりとした時間の中で思いもよらない展開や動きを見せるデペイズマン手法を用いた表現に挑戦しました。
上下に別々のエレメントが構成されている本イベントのキービジュアルは、絵画で言えばシュルレアリスムに該当します。ダリやマグリットといったシュルレアリスト達の一見奇想天外に見えるエレメント構成は、実は明確な技法に基いて描画されています。その中の代表的な技法の一つでもあり、今回、WOWが挑戦したデペイズマン(dépaysement)という手法は、元は「異郷の地に送ること(dé「分離」+ pays「国、故郷」+ ment(名詞の語尾))」という意味であり、意外な組み合わせを行うことにより、受け手を驚かせ、途方に暮れさせる(dépayser)手法になります。
本作品ではこのデペイズマン的手法を映像内で実践し、「さわる」「ふれる」を感じ取ってもらえるか実験する試みでもあります。銀座にお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
会期:2015年10月23日(金)〜 10月28日(水)
※1F、2Fの展示は2015年10月13日(火)〜 12月25日(金)
開催場所:資生堂銀座ビル 1F-3F 東京都中央区銀座7-5-5
開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30 まで)
入場料:無料