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Design Act

8月31日から9月5日までモスクワのウィンザボッドで開催されたアート＆デザインイベント「DesignAct」展。
WOWは、プロダクトデザインを中心に欧州各国のデザイナーが参加した同イベントに映像アーティストとして招待され、インタラクティブインスタレーション作品「工場と遊園地」を展示した。

会場はモスクワ郊外にある倉庫をリノベーションしたギャラリースペース。我々に用意されたスペースはその地下にある「レッドスペース」というバロック調の柱で構成された展示空間。プロジェクター7台を使用しモーショングラフィックとインタラクションを織り交ぜた横30mほどの映像を投影。雰囲気のある美しい空間と相まって、この作品が持つ独特の世界観を描き出すことが出来た。また同イベント唯一の映像作品ということもあり、会期中はひと際高い注目を集めた。

目一杯はしゃぐ子供たち、ソファに座ってじっくり鑑賞する人、子供から老人まで幅広い層の人々に楽しんでもらい、たくさんの賛辞の声まで頂くことが出来た。

人種、国、言語に関係なく、みんなが同じように楽しむことのできるヴィジュアルコミュニケーションの可能性を、改めて感じることができた展示だった。

観覧者がこの作品を体験することで、いつのまにか忘れかけていた「空想する楽しさ」を少しでも思い出してもらえることを願っている。

ライブ映像 : Design Act
OFFICIAL WEB SITE : Design Act

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MIGZ 2010

9月3日から9月5日までモスクワで開催されたアートと音楽のフェスティバル「MIGZ 2010」に招待作品として、影と映像のインスタレーション「Tengible」を展示しました。この作品の海外展示は、2007年にロンドンの「TENT LONDON」にて初公開し、昨年はパリの「Maison & Objet」、今年４月にはバルセロナの「VINCON」に続き今回で４回目になります。

会場はRed Octoberと呼ばれる古い建物で、３年前まではロシアで最もポピュラーなチョコレートの工場として使われていました。現在は外観や構造を全て残したまま内装をリノベーションして、非常にモダンなデザインを多く取り入れたデザイナーズスペースとして活用されています。

私たちが展示したスペースは、建物の３F 「Red Hall」。コンクリートと石打ちのストイックな空間を、他の展示者のインテリアやパブリックアートと共に、控えめなメロディを響かせながら静かに彩っていました。

ロシアの人々は西ヨーロッパの人々と比べて、シャイな人が多い印象をうけました。西ヨーロッパの人々が誰からともなくグラスやボトルを動かしたり、映像の前でアクションをとったりするのに対して、ロシアの人々は少し遠慮がちな印象を受けました。そういうところは、日本人と性質が似ている気がします。

言葉のいらないコミュニケーションを生み出すこの作品を通して、その国ごとの「空気感」「国民性」「文化」を感じとれたことは、私たちWOWにとって非常に貴重な経験となりました。

OFFICIAL WEB SITE : MIGZ 2010